7/17/2014

Continue to make

8年間、洋服の制作を続けていると、
会社の規模を拡大出来るなとか感じるタイミングがある。


特にレザージャケットの売れる数が偏って多いので、
レザージャケットが認知されたとき、拡大しようか非常に考えました。

1年間にリリースするレザージャケットは1型か2型。
これを例えば10型とか20型とかに拡大したら確実に売れたと思う時期は
何回かあった。
売れたデザインをリピートしまくる方がさらに売れたかもしれない。
でも僕は前に進みたい。
1人で行っているデザインには限界があるのもわかっているし、
なによりも長く続けたい。

急成長している会社を客観的に見ていると大変そうだったり、
長く続かなかったりすることが多かったので、反面教師として勉強して、
いかに長く続けれるものつくりをするか考えました。
だから、本当のビジネスマンとしては僕は向いていないのかもしれない。

なにより自分のモチベーションが続くものつくりの体制を作っていかなければならない。
たくさん売るという事を考えずに1型に対して思いを入れて気持ちよく制作する事に
重点をおいて、制作を続けようと決めました。
だから乱発はしないと決めて、今に至ります。

最近はだいぶ慣れてきたのですが、
当時はフードの部分だけでも7,8回パターンを修正して、
とにかく細かいところまでチェック。
傷のある革を使ったり、ステッチを少しズラしてみたり、
アメリカ独自のの適当な要素もどこかに入れながら、未完成のような完成品を作る。
このあたりの拘りが、僕の中では大切な要素です。
数年後、着てくれた人の味が出て型がついて、完成するレザージャケット。
これが僕の好きなレザージャケットです。
今年の熊ジャンはムートン部分にも加工を入れて、価格を気にせずに作ったもの。
だから30万近い値段になってしまった。
自分だけが着れればいいやと腹をくくって制作しました。
これが不器用な自分のやり方だからしょうがない。。。。










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